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車に積んでないと違反になるもの一覧|電子車検証・ステッカー位置変更にも対応

車に積んでいる物

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車に積んでおかないと違反になるものは、実はそれほど多くありません。新車を買った時点で最初から付いているので、意識したことがない方も多いと思います。

ただ、2023年に車検証まわりのルールが2つ変わりました。車検証そのものが電子化され、フロントガラスに貼る車検ステッカーの位置も変更になっています。

この記事では、法律上の義務があるものと、義務ではないけれど積んでおくと助かるものを分けて整理します。あわせて、旧車に乗っている立場から「これは積んでおいたほうがいい」と感じているものも書きます。

車に積んでいる物
目次

積んでいないと違反になるもの

公道を走る際に必ず車に備えておかなければならないのは、この3つです。

もの内容
自動車検査証(車検証)車内に備え付けて携帯する義務がある
検査標章(車検ステッカー)フロントガラスへの貼付が必要
自賠責保険証明書車検証と一緒に携帯する
発炎筒(非常信号用具)保安基準で備付けが義務。新車には標準装備

スペアタイヤや車載工具は積んでいなくても違反にはなりません。近年は標準装備されず、パンク修理キットのみという車も増えています。

車検証は電子化された(2023年1月4日〜)

2023年1月4日から、車検証は電子車検証に切り替わりました。

  • サイズがA4からA6相当に小型化(従来の紙より一回り小さい)
  • 台紙にICタグが貼り付けられ、有効期間や所有者情報などが記録される
  • 携帯義務は変わらない。電子化されても車内に備えておく必要がある

「電子化されたからスマホで見られる」わけではありません。現物を車に積んでおく必要がある点は従来どおりです。小さくなったぶん、車検のときに受け取ってそのまま家に置いてきてしまわないよう注意してください。

車検ステッカーの位置が変わった(2023年7月3日〜)

検査標章(車検ステッカー)の貼付位置も変更されました。

貼る位置
従来フロントガラス内側のルームミラー裏付近〜助手席側の上部
2023年7月3日〜運転席側の上部(車両中心からできるだけ遠い位置)

運転席から有効期間を確認しやすくして、車検切れを防ぐのが狙いです。

対象は2023年7月3日以降に車検を受けて新しく貼る場合からで、すでに貼ってあるステッカーを貼り替える必要はありません。新しい位置だと視界の妨げになる場合は、例外として運転者の視界を妨げない位置に貼ることも認められています。

発炎筒には有効期限がある

見落とされがちなのがこれです。発炎筒(非常信号用具)には有効期限があり、おおむね4年です。

期限が切れていると車検に通りません。逆に言えば、車検のたびに確認されるので気づく機会はあるのですが、車検と車検のあいだに切れることもあります。助手席の足元あたりに入っていることが多いので、一度確認しておくと安心です。

最近は使用期限のないLED式の非常信号灯もあり、こちらに交換しておくという手もあります。

三角表示板は標準装備ではない

三角表示板

発炎筒は新車に付いてきますが、三角表示板(停止表示器材)は標準装備ではありません。ここが盲点です。

積んでいないこと自体は違反になりませんし、車検も問題なく通ります。ただし高速道路で駐停車する場合は、後続車に示す表示義務があります。怠ると「故障車両表示義務違反」です。

車種反則金違反点数
普通車・二輪車6,000円1点
大型車7,000円1点

一般道しか走らないなら不要と思うかもしれませんが、私は積んでおくべきだと考えています。見通しの悪いカーブの先で故障や事故で停まってしまった場合、後続車が避けきれずに突っ込んでくる可能性があるからです。二次災害を防ぐという意味では、道路の種類は関係ありません。

なお、バイクでも携行できる小型サイズの三角表示板も市販されています。高速道路を走るバイクなら検討する価値があります。

初心者マーク・高齢者マーク

標識対象扱い
初心者マーク(若葉マーク)免許取得から通算1年未満表示義務/違反は反則金4,000円・1点
高齢者マーク(もみじマーク)70歳以上努力義務/罰則なし

初心者マークは車両の前後の見やすい位置に付ける必要があります。義務期間を過ぎてから付け続けても違反にはなりません。

義務ではないが積んでおきたいもの

ブースターケーブル

ブースターケーブル

意外と多いトラブルがバッテリー上がりです。ライトやハザードの消し忘れ、長期間乗らなかった、といった理由で起こります。

自分が困ったときはもちろん、困っている人を助けることもできます。ただし後述するとおり、ケーブルだけでは解決しない場面もあります。

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緊急脱出用ツール

緊急脱出用ツール

シートベルトを切るカッターと、窓ガラスを割るハンマーが一体になった道具です。

事故でシートベルトのバックルが壊れて外せない、ドアが変形して開かない、水没しかけているのにパワーウインドウが動かない——こうした場面で使います。手の届く場所に置いておかないと意味がないので、トランクではなく運転席まわりに固定しておくのがポイントです。

緊急ハンマー オレンジ 2個組 レスキューハンマー/ガラスハンマー シートベルトカッター付 セーフティーハンマー
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牽引ロープ

牽引ロープ

優先度は高くありませんが、私は常に積んでいます。

実際に使う機会がありました。軽自動車が単独事故を起こした直後に通りかかったことがあり、ガードレールにぶつかって車線を完全にふさぐ形で停止していたのです。積んであった牽引ロープで事故車を引っ張って移動させ、後続車が通れるようにしました。

自分の車が動かなくなったときより、こうした場面で役に立つことのほうが多いかもしれません。積んであってよかったと思った出来事でした。

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携帯用トイレ

使ったことはありませんが、限界まで我慢した経験ならあります。高速道路の事故渋滞で完全に動かなくなったときに催すと本当にどうにもなりません。長時間の渋滞が予想される時期だけでも積んでおくと安心です。

【旧車乗りの視点】もう少し積んでおきたいもの

私はNB8Cロードスターに乗っています。走行距離は11万kmを超えていて、年式も古い部類です。こういう車に乗っていると、積んでおくものの考え方が少し変わります

  • 予備のヒューズ・電球:出先で切れても自分で交換できる
  • 簡単な工具:ドライバー、10mmあたりのレンチ、結束バンド、テープ
  • 冷却水・エンジンオイル:古い車は減ることがある。継ぎ足せれば帰ってこられる
  • 軍手とウエス:手を汚す前提の作業が発生する

新しい車なら「トラブったら呼べばいい」で済みますが、古い車は「その場でなんとかすれば帰ってこられる」場面が実際にあります。ヒューズ1本、電球1個で止まってしまうのは惜しいところです。

とはいえ持ちすぎても重くなりますし、ロードスターは荷室も広くありません。自分の車で起こりやすいトラブルに絞るのが現実的だと思います。

積んでいても限界がある|ロードサービスの備え

ここは正直に書いておきます。車載品だけでは対応できないトラブルのほうが多いです。

  • ブースターケーブルがあっても、救援してくれる車がいなければ使えない
  • パンク修理キットは、サイドウォールが切れていると使えない
  • そもそも高速道路上では、自分で作業すること自体が危険

結局のところ、車載品は「軽いトラブルを自力で切り抜けるための保険」で、本命はロードサービスです。JAFに入るか、自動車保険に付帯するロードサービスで足りるかは、走り方によって変わります。

\ 全国どこでも駆けつけ /

どちらで備えるべきかは「ロードサービスはJAFと保険付帯どっちがいい?違いと選び方を正直に解説」に整理しました。バッテリー上がりで実際にいくらかかるかは「バッテリー上がりをJAF非会員で呼んだら2万円超え?会員と非会員の料金差の現実」で書いています。

積んでおくものが揃ったら、次は車そのものの状態です。遠出の前に見ておきたい11項目を長距離ドライブ前の車チェックリスト【印刷・スマホ保存版】にまとめました。車検証入れに挟んでおける印刷用PDFも用意しています。

まとめ

  • 義務があるのは車検証・検査標章・自賠責証明書・発炎筒
  • 電子車検証(2023年1月〜)でも携帯義務は変わらない。小型化したので置き忘れに注意
  • 車検ステッカーは2023年7月3日から運転席側の上部へ。貼り替えは不要
  • 発炎筒の有効期限は約4年。切れていると車検に通らない
  • 三角表示板は標準装備ではない。高速で停車時に未表示だと反則金6,000円・1点
  • 車載品でできることには限界がある。本命はロードサービス

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この記事を書いた人

仕事でもプライベートでも「安全運転」を意識しながら車とバイクに乗っています。ゴールド免許を4回連続更新中、自動車保険は無事故で20等級を維持。JAF公認モータースポーツにも参戦し、ジムカーナ・ダートトライアル・ラリー(Bライセンス)や富士スピードウェイでの富士チャンピオンレース(Aライセンス)を経験、富士スピードウェイ・袖ヶ浦フォレストレースウェイの走行ライセンスも保有しています。「スポーツ走行と安全運転」は矛盾しないというのが持論です。

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