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燃費が良くなる走り方のキモはアクセルの踏み方ではない!燃費悪化の一番の原因とは?

2022年5月10日

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燃費が良くなる方法

クルマの燃費を良くする方法はマニュアル車、オートマ車問わず、車の重量を軽くするために不要な荷物をなるべく積まないとか、粘度の柔らかいエンジンオイルにするとか、タイヤを転がり抵抗の少ないタイプに交換するなど、まずクルマ自体を燃費が良くなるように改善することが大切です。

しかし今回は運転の仕方で燃費が良くなる方法にフォーカスしていきます。

燃費が悪化する原因で最も影響が大きいのはブレーキを踏むことなんです。

一般的にはアクセルをゆっくり操作して急加速しないとかエンジンの回転を抑えて走るなど、アクセル操作を改善することに目が行きがちですが、ブレーキを踏むことが最も燃費悪化に影響します。

なぜなら、ブレーキーを踏むことでクルマが走り続けようとする運動エネルギーを熱に変換して捨ててしまっているからです。

一般的に高速道路で燃費が良くなる傾向なのは、移動距離に対してブレーキによる減速が少ないからです。逆に一般道路では、赤信号や一時停止、右左折などでブレーキを踏む機会がとても多いので燃費が悪化してしまうのです。

え?ブレーキ?燃費に関係あるの??

って普通の感覚だと思ってしまいますよね?

なぜブレーキが燃費悪化の原因になるのか?

ブレーキを踏むと速度が落ちます。速度を落とした後は、再度加速するためにアクセルを踏み込まなければならなくなります。

このアクセルの踏み込み(発進加速)をなるべく減らすことこそが燃費改善のカギとなるのです。

そのためにはブレーキをなるべく踏まなくてもいいように工夫して走ることが燃費改善につながるのです。

燃費のいい走り方のキモとはズバリなるべくブレーキを踏まない運転をすることなんです。

それでは、ブレーキをなるべく踏まないようにするためのコツが2つありますので紹介します。

燃費が良くなる走り方のコツは車間距離をしっかりとる

適切な車間距離を保って走る

1つめのコツは、前を走る車との車間距離を十分にとることです。

前方を走る車に対しあまり詰めすぎて走っていると、カーブの手前で前の車が必要以上に減速してしまった時に、そのままの速度で曲がれると思っていても前の車に追いついてぶつかってしまうため、こちらも前の車に合わせてブレーキを踏まなければならなくなります。そして、曲がり切ったあとに速度を上げるために加速しなければなりません。

でも、車間を十分に取ってさえいれば、こちらはそのままの速度を維持して曲がるか、最低でもカーブの十分手前からアクセルをオフするだけで前の車に追いつくことなく無駄な減速をせずにカーブを曲がることができたりします。

また、前の車が道路沿いの施設に入るために急に速度を落としても車間をしっかり取っていればアクセルをオフするだけでやり過ごすことができることがあります。

車間を詰めて走ると、前の車の無駄な減速に合わせていちいちブレーキ操作をしてしまい、再加速のために無駄な燃料を使ってしまうのです。

車間距離を詰めて走ることは、危険であることはもちろんですが無駄なブレーキ操作を誘発しますのでしっかり車間を開けて走るように心がけてください。

高速道路など、車間詰めすぎで走っている車がブレーキランプをしょっちゅうパカパカ点灯させて走っていますが、私からみると下手クソの極みです(笑)

高速道路であれば入り口から出口まで(途中のSA、PAの利用時は除く)一度もブレーキを踏まないで走るのが上手な運転の仕方であり、また燃費が良くなる走り方でもあります。

必要以上にスピードを上げないことが燃費改善につながる

2つめの燃費が良くなる運転のコツは必要以上にスピードを上げないことです。つまり無駄な加速をしないということです。

解説の必要はあまりないかもしれませんが、一般道路はカーブがあったり、交差点に信号機があったりと必ずブレーキを使って減速して停止後、再加速を繰り返します。

発進と停止を繰り返すような信号の多い一般道路場合、必要以上に加速してすぐ止まるようような運転を繰り返してしまうと、余分に燃料を消費してしまうので燃費が悪化します。

そこで、なるべくブレーキを踏まなくて済むようにするためには、前方の信号が黄や赤になることが事前にわかった場合は加速をやめて、早めにアクセルオフして惰性で停止位置までたどり着けるようにすることです。アクセルオフの間は燃料を消費しないので燃費改善に効果的です。

街中で前方が赤信号の交差点にアクセルを踏んだまま向かっていき、直前でブレーキをかけて停まる車をよく見かけますが、ガソリンもブレーキパッドも無駄に減らしてもったいないなぁ・・・って思って見ています。

交差点(信号機)の多い通りでは加速してもすぐに信号につかまって停止しなければならないストップ&ゴーの繰り返しとなるので、速度を上げすぎるのはとても無駄になってしまいます。

また、カーブの多い道でも直線部分でスピードを出して、カーブの手前でブレーキを踏むような走り方も燃費が悪化します。

よほどの急カーブでもなければ、指定された制限速度で十分に曲がることができる場合がほとんどですし、手前からアクセルをオフにする程度の速度調節でスムーズに曲がれます。

もし、カーブのたびにブレーキをかけるような運転をしているのであれば速度の出しすぎかもしれませんね。

燃費のよい走りをするならやっぱり車間距離が大切!

燃費の良い走りをするために無駄な加速と減速を無くすことが必要!

そのためにどうしたら良いのか?と考えるとやはり車間距離を適切に取ることで、自車の速度変化をなるべく少なく抑えることが効果的ということになります。

だからと言って、道路の流れを無視して必要以上に車間を開けすぎて走ることは他車の迷惑につながります。

最適な車間距離はどれくらいになるのか?感覚的なものかもしれませんが、走りながら身に付けて安全で燃費の良い走りを心がけてください。

車間距離の簡単な測り方などに関してはこちらの記事に詳しくかいてありますので合わせてお読みください。

下り坂はエンジンブレーキで驚くほど燃費が良くなる!

車に詳しい方以外にはあまり知られてないようですが、下り坂などではアクセルをオフしてエンジンが回っている状態(エンジンブレーキがかかっている状態)で惰性で走っているときはガソリンを全く消費しません。

たとえエアコンをつけていてもです!

つまりその状態であれば燃費は無限大です(笑)

車の燃料噴射装置が昔のキャブレター方式の場合は完全には燃料をカットできていませんでしたが、現在の電子制御の燃料噴射装置の場合はエンジン回転がある程度ある状態でアクセルをオフにすると完全に燃料噴射をカットしてくれます。

ゆえに、下り坂が長い道などは惰性で下っていくと燃料を消費しないので驚くほど燃費が良くなります。

これはオートマ車でもマニュアル車でも同様です。

アップダウンの多い山道や峠道などはカーブも多く登り坂も多いので燃費が悪化しそうな感じがしますが、実は上手に走ると平坦な市街地よりはるかに低燃費走行が可能なんですよ。

山道や峠道は信号も少なく、ストップ&ゴーが少ないということもありますが、登り坂と下り坂があるので下り坂で無駄にアクセルを開けずにアクセルオフで走り続けられるような道なら相当燃費がよくなりますよ。

だいぶ昔になりますが、以前マツダのRX-7(FD3S)に乗っていたときに、一般道路(山道含む)でどれだけ低燃費で走れるか!?にチャレンジしたことがあります。

車に詳しくない方に補足するとマツダのRX-7というクルマは、ロータリーエンジンという軽量でコンパクトでパワーはあるのですが、とても燃費が悪いエンジンを積んだスポーツカーで、リッター当たり4kmとか5kmというのも当たり前?の車です。

こんな車です。(ミニカーですがw)

マツダ RX-7 FD3S 高橋啓介バージョン

そのRX-7で実際に出した最高燃費はなんとリッター当たり9.3kmでした!!

・・・・・・

ここ、ビックリするところです(笑)

その時の走り方は、この記事で書いた通り車間距離を適切にとって無駄な減速をせずに走る燃費走行です。

もちろん、燃費を超気にして丁寧に走りましたし、下せる荷物はすべて降ろしてタイヤの空気圧もしっかり適正にしてから挑んだ結果です。

◎この方は結構燃費が良い走りをしてるようですね。

あまり燃費を気にし過ぎて走るのも楽しさが半減してしまいますが、車間距離を適切にとって丁寧な運転を心がけるだけで燃費はかなり改善します。

また、適切な車間距離を保つことで事故防止にもつながり、安全で経済的な走りができて一石二鳥です!

走り方で燃費を少しでも改善したいと思っている方は、ぜひ実践してみてくださいね。

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