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あおり運転で免許取り消し!?道路交通法の改正がされるかも

2022年5月10日

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あおり運転の図


令和元年11月7日~8日に新聞各社から「あおり運転、免許取り消しの対象に」といった見出しのニュースが一斉に配信されました。

◎朝日新聞:あおり運転、免許取り消しの対象に 危険運転の抑止狙う

https://www.asahi.com/articles/ASMC76QL1MC7UTIL053.html

◎毎日新聞:あおり運転、免許取り消しへ 危険運転でも免許維持の現状改正 警察庁

https://mainichi.jp/articles/20191107/k00/00m/040/255000c

などなど。あおり運転が道交法で定義され罰則が強化された場合に、問題点や実効性はあるのでしょうか?

この件について考察してみました。

免許取り消し処分となるあおり運転の定義とは

現行の道交法ではあおり運転という定義がなく、車間距離不保持くらいしか当てはまらない。これでは、違反点数1点(高速道路では2点)の軽微な違反でしか取り締まれないことになっています。

また危険運転の適用もあいまいで裁判でもなかなか判定されにくい事態になっていますよね。

そこで免許取り消し処分となるあおり運転の具体的な行為ってどんなこと?という疑問が浮かびます。

  • 車の進路をふさいて停車させ運転手をなぐる、車に損傷をあたえる
  • 後方から執拗に車間距離をつめ威嚇する
  • 威嚇するためにわざと直前に割り込んだり、幅寄せをする

このようなことが悪質なあおり運転と定義されそうな感じもしますが、これを判断するのって難しいとは思いませんか?全方向360度のドライブレコーダーで記録してないと立証できなそうですし・・

そもそも、車を無理やり停止させて殴るといったことは、あおり運転ではなく暴行傷害にあたると思うのですが、道交法で規制するっておかしいですよね。

車間距離を詰めて走行しただけで、あおり運転と判断されて免許取り消しにするのは厳しすぎますし、どういった行為で線引きするのかが大変だと思います。

警察庁は年明けの通常国会に関連法案を提出する見通しと報道されていますが、その内容に注目したいと思います。

問題点1:あおり運転で免許取り消し処分の定義があいまいだったら・・

あおり運転の罰則を厳しくする法案の中身はまだ不明ですが、もし違反内容があいまいな定義になっていたとしたら、実効性の乏しいあまり意味の無い法律になりそうです。

ただ、罰則強化という点を周知することであおり運転行為の抑止力にはなるとは思います。

警察庁の狙いはそこにありそうな感じもしますが・・・

もしそのようなあいまいな道交法にするなら、即座に傷害や暴行容疑で罰することができるようにしたほうが現実的ではないのかと思うしだいです。

あおり運転

運転中に頭に血が上り、相手の車を無理やり停止させ暴行を加えるということは、明らかに暴行罪・傷害罪です。傷害容疑だけだと運転免許への影響はなくなってしまいますが、運転中に感情をコントロールできない人物は運転不適格者として判断し、免許を所持する資格をはく奪すればよいだけだと思うのです。

みなさんはどう思われますか??

問題点2:どうやってあおり運転を証明するのか

運転免許を取り消し処分にするくらいの違反行為なので、明確な規定が必要なのは言うまでもありませんが、いったいどうやって悪質なあおり運転だったことを証明するのでしょうか?

実際問題として、証言だけではなかなか厳しいと思うので、やはりドラレコなどの証拠映像が必須になるのではないかと推測できます。ただ、前方しか録画できないタイプのドラレコだった場合は、あおり行為を撮影できない可能性もあるでしょう。

その場合、あおり運転行為を証明することができない事も考えられるので、ドラレコの撮影範囲と運しだい・・ということになりかねないかということが懸念されます。

実際問題そんなことになってしまっては法律として機能せずダメだと思いますが、もしそのような事態に遭遇してしまったら自衛のために前後カメラ付きドラレコや360度撮影できるようなある程度高性能のドラレコを装備しないといけなくなるでしょう。

なかなか難しい問題ではあると思いますが。

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あおり運転の罰則強化で何が変わるのか

悪質なあおり行為をすることで、一発免許取り消しという処分はかなりインパクトがあるので、あおり運転の抑制には一定の効果は見込めると思います。

しかし、運転中に頭に血が上って切れてしまうようなタイプの人は、そんなことお構いなしに悪質なあおり行為をしてくる可能性もあります。

飲酒運転の罰則が強化されてだいぶ経ちますが、いまだに飲酒運転がなくならないところからも注意は必要でしょう。

法律があるから・・・と安心せず、いざとなったら証拠として残せるように全方向型360度撮影可能なドラレコや少なくとも前後撮影できるドラレコはできれば装備しておきたいところですね。

あおり運転の被害に遭わないためにも、怪しい車には近づかないことや、俗にいう煽られ運転を自らしないような運転を心がけることも大切です。周りをよく見て安全運転でいきましょう!

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