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ウィンターパス2027は本当にお得?高速道路の定額料金・対象エリア・申込方法を解説

ウィンターパス2027 ゲレンデ方面への往復高速代が定額になるETC割引

NEXCO東日本が、スキー・スノーボードや冬の温泉旅行向けのETC割引「ウィンターパス2027」を2026年10月29日に発売しました。首都圏・仙台・新潟などの発着エリアから、ゲレンデ最寄りのICがある目的地エリアまで、往復の高速道路料金が定額になる「ドラ割」です。

たとえば首都圏から那須・塩原なら、普通車で往復6,100円。公式の比較では通常料金より1,590円安くなっています。ただし、この比較は平日昼間の通常料金が相手です。土日に使う場合や、エリアの外のICで乗り降りする場合は、思ったほど安くならないこともあります。

この記事では、NEXCO東日本の公式発表をもとに、料金・対象エリア・申込方法を整理したうえで、どんな使い方ならお得で、どんなときは損になりうるのかまで解説します。

目次

ウィンターパス2027の概要

項目内容
発売2026年10月29日(木)14時から
利用期間2026年12月4日(金)〜2027年4月22日(木)のうち、連続する最大3日間
使えない日年末年始と3連休
対象ETC車限定(事前申込が必要)
プラン往復プラン/セットプラン(宿泊またはリフト券とセット)
申込NEXCO東日本のサイト「ドラぷら」

カレンダーで見ると、利用期間中の3連休は2027年1月9日〜11日(成人の日)と3月20日〜22日(春分の日の振替休日)です。年末年始とあわせて、スキー場が混む時期がちょうど外されている形です。正確な対象外日は、申込時にドラぷらで確認してください。

料金一覧

往復プラン

連続する最大3日間のうちに、発着エリアから目的地エリアまでを1往復できるプランです。

目的地エリア発着エリア普通車軽自動車等
白馬・志賀・妙高首都圏8,700円6,900円
川越-花園7,600円6,100円
菅平・軽井沢首都圏6,600円5,300円
川越-花園5,600円4,500円
蔵王首都圏10,600円8,400円
岩槻-羽生10,000円8,000円
猪苗代・磐梯首都圏8,700円6,900円
岩槻-羽生8,100円6,500円
水戸5,800円4,600円
那須・塩原首都圏6,100円4,900円
岩槻-羽生5,600円4,500円
安比・八幡平・雫石・田沢湖仙台6,600円5,300円
夏油仙台4,500円3,600円
猪苗代・磐梯仙台5,100円4,100円
湯沢新潟4,800円3,800円
白馬・志賀・妙高新潟5,500円4,400円
猪苗代・磐梯新潟4,500円3,600円

※利用可能日数はすべて3日間。首都圏から湯沢・沼田・水上方面へは、同じ日に発表された別の割引「ずらして冬トク!関越のんびりパス」の対象です。

セットプラン(宿泊またはリフト券とセット)

宿泊施設の予約か、スキー場のリフト券とセットで使う人だけが選べるプランです。首都圏発着なら、1往復に加えて目的地エリア内の高速道路が乗り降り自由になります。販売価格のほかに、宿泊代やリフト券代が別にかかります。

発着対象エリア普通車軽自動車等
首都圏白馬・志賀・妙高7,600円6,100円
菅平・軽井沢5,600円4,500円
蔵王10,000円8,000円
猪苗代・磐梯8,100円6,500円
那須・塩原5,600円4,500円
水戸猪苗代・磐梯5,200円4,200円
仙台安比・八幡平・雫石・田沢湖5,900円4,700円
夏油4,100円3,300円
猪苗代・磐梯4,600円3,700円
新潟猪苗代・磐梯4,100円3,300円

仙台・新潟・水戸発着のセットプランは、決められた対象エリア内の高速道路が3日間乗り降り自由になる形です。NEXCO東日本は、首都圏から猪苗代・磐梯までリフト券とセットで使うと、通常より5,610円お得になる例を挙げています。

本当にお得?通常料金と比べてみる

NEXCO東日本の発表資料には、往復プランの利用例として通常料金との比較が4つ載っています。

利用例(普通車)通常料金の往復合計プラン料金差額
浦和IC→西那須野塩原IC、那須IC→浦和IC(首都圏発着 那須・塩原)7,690円6,100円1,590円
水戸IC→猪苗代磐梯高原IC、会津若松IC→水戸IC(水戸発着 猪苗代・磐梯)9,660円5,800円3,860円
仙台宮城IC⇔盛岡IC(仙台発着 安比・八幡平・雫石・田沢湖)8,980円6,600円2,380円
新潟西IC→豊田飯山IC、妙高高原IC→新潟西IC(新潟発着 白馬・志賀・妙高)8,290円5,500円2,790円

※通常料金はETC・普通車・平日昼間の料金(NEXCO東日本の発表資料より)。

行きと帰りで使うICが違っても1往復として扱われるので、行きは手前のICで降りて、帰りは奥のICから乗るといった使い方もできます。目的地エリアの中であれば、行きと帰りのICはそろっていなくてかまいません。

比較の相手は「平日昼間」の料金

ここがいちばん大事なポイントです。公式の比較は、どれも割引のない平日昼間の通常料金と比べた数字です。

ところが、ETCには普段から時間帯の割引があります。とくに土日・祝日は、ETCの休日割引(地方部の区間で30%割引)が通常料金にもかかります。ウィンターパスを使わなくても、週末はそのぶん安く走れるということです。そのため、土日に使う場合は差額が公式の例より小さくなり、ルートによっては逆転する可能性もあります。

逆に、ウィンターパスが本領を発揮するのは平日です。平日は休日割引がないので通常料金が高く、さらに今は、ドラ割を平日のみの利用期間で申し込んで使うと、販売価格の15%分のETCマイレージポイントが追加でもらえるキャンペーンも実施中です。首都圏→那須・塩原(6,100円)なら915ポイント、首都圏→白馬・志賀・妙高(8,700円)なら1,305ポイントが上乗せされる計算です(ETCマイレージサービスへの登録が必要)。

申し込む前に料金検索で比べる

自分の使い方でお得かどうかは、申し込む前に確かめるのが確実です。手順はシンプルです。

  1. ドラぷらの「高速料金・ルート検索」で、実際に乗るICと降りるIC、出発する日時を入れて、行きの料金を調べる
  2. 帰りも同じように、帰る日時で料金を調べる
  3. 行きと帰りの合計を、ウィンターパスの販売価格と比べる

ポイントは「日時を入れる」ことです。日時を入れないと、休日割引や深夜割引が反映されない料金で比べてしまい、お得さを見誤ります。

損になりうる使い方

  • エリアの外のICで乗り降りする:発着エリアや目的地エリアの外のICを使うと、走った区間の全部または一部に通常の料金が別にかかることがある
  • 復路のあとにまた高速に乗る:帰りの走行を終えた時点で商品は終了。利用期間中でも、その後の走行は対象外
  • 申し込んだETCカード・車種と違う:申込時に登録したETCカードと車種の車で走らないと適用されない
  • 短い距離しか走らない:発着エリアの端から目的地エリアの手前まで、のように走る距離が短いと、定額のほうが高くなることがある

対象エリア|首都圏はどこから乗れる?

首都圏の発着エリアは、目安として圏央道とその内側の首都圏の高速道路です。プランごとにエリア図が少しずつ違うので、詳しくはNEXCO東日本の発表資料(別紙)で確認してください。首都圏発着で申し込んだ場合は、川越-花園エリアや岩槻-羽生エリアからも乗り降りできます。埼玉県北部から出発する人は、販売価格の安いこれらのエリア発着プランも比べてみる価値があります。

ちなみに、エリア図には2026年11月7日に開通する圏央道の多古ICも首都圏の発着エリアとして載っています。千葉県東部から出かける人にとっては、新しい選択肢になりそうです。

→ 圏央道が2026年11月7日に延伸開通!大栄JCT〜多古ICの新ルート・料金・アクセスを解説

首都圏発着の主な目的地エリアは、次のICが対象です(往復プランのエリア図より)。

  • 白馬・志賀・妙高:上信越道の更埴〜長野〜須坂長野東〜小布施スマート〜信州中野〜豊田飯山〜信濃町〜妙高高原〜中郷〜新井スマート〜上越高田
  • 菅平・軽井沢:上信越道の松井田妙義〜碓氷軽井沢〜佐久平スマート〜佐久〜小諸〜東部湯の丸〜上田菅平〜坂城
  • 那須・塩原:東北道の西那須野塩原〜黒磯板室〜那須〜那須高原スマート〜白河
  • 猪苗代・磐梯:磐越道・東北道の会津若松・磐梯河東・猪苗代磐梯高原・磐梯熱海・郡山・本宮・二本松など
  • 蔵王:山形道・東北中央道の山形蔵王・山形北・山形中央・山形上山・かみのやま温泉など

目的地エリアには、新井・小布施・佐久平・那須高原などのスマートICも含まれています。スマートICはETC専用で、バーの手前で一旦停止が必要、時間や方向の制限があるところもあります。初めて使うなら、こちらも確認しておくと安心です。

申込方法

往復プラン

  1. ドラぷらの「ウィンターパス2027」のページから事前に申し込む(10月29日14時から受付中)
  2. 申込時に登録したETCカードを挿した、登録した車種の車で走る
  3. ①往路:発着エリア内のICから乗り、目的地エリア内のICで降りる → ②復路:目的地エリア内のICから乗り、発着エリア内のICで降りる、の順番で使う

セットプラン

セットプランの申込受付は11月中旬以降の予定です。

  • 宿泊とのセット(STAYNAVIセットプラン):ポータルサイト「STAYNAVI」で対象の宿泊施設を確認し、宿の公式サイトで予約 → STAYNAVIで登録番号を取得(会員登録が必要)→ その番号でドラぷらから申し込む。宿のチェックイン日と、ドラ割の利用開始(出発)日が同じ日でないと使えない
  • リフト券とのセット:ドラぷらで申し込み、申込完了メールの「セットプランクーポン」画面をスキー場で見せて、セットプラン専用のリフト券を買う

宿の予約を取り消した場合や、リフト券の利用が確認できなかった場合は、セットプランは適用されません。

冬の高速道路は「割引」より先に備えを

ウィンターパスの目的地は、どこも雪の多いエリアです。高速代が数千円安くなっても、雪道で動けなくなれば、その日のスキーどころではありません。割引を使う前に、次の3つは押さえておきたいところです。

  • 冬用タイヤとチェーン:ノーマルタイヤで雪のエリアに入るのは論外。スタッドレスタイヤも、溝が残っていてもゴムが硬くなっていれば効きが落ちる。年数もあわせて確認する
  • 出発前の点検:バッテリーは寒さで弱る。ウォッシャー液も冬用に。長距離の前に一度まとめて見ておく
  • 雪道で動けなくなったときの連絡先:雪道のスタック(立ち往生)は、保険に付いているロードサービスでは対象外にしている保険会社もある。JAFは雪道やぬかるみのスタックにも対応している

個人的には、冬の遠出で一番もったいないのは「高速代は節約できたのに、帰りに動けなくなってレッカー代がかかった」というパターンだと思います。自分の保険のロードサービスが雪道のスタックに対応しているかは、出発前に一度確認しておくと安心です。

よくある質問

ウィンターパス2027はいつから使える?

2026年12月4日(金)から2027年4月22日(木)までのうち、連続する最大3日間で使えます。年末年始と3連休は対象外です。申込は10月29日14時から受付中です。

土日でも使える?

使えます(3連休と年末年始は除く)。ただし土日は、通常のETC料金にも休日割引がかかるため、公式の例(平日昼間の料金との比較)ほどお得にならないことがあります。日時を入れて料金検索で比べてから申し込むのがおすすめです。

途中のICで降りてもいい?

発着エリア・目的地エリアの外のICで乗り降りすると、その分の通常料金が別にかかることがあります。エリア内で乗り降りするのが前提です。首都圏発着のセットプランなら、目的地エリア内は乗り降り自由です。

湯沢や水上のスキー場に行く場合は?

首都圏から湯沢・沼田・水上方面は、ウィンターパスではなく、同じ日に発表された「ずらして冬トク!関越のんびりパス」の対象です。新潟発着の湯沢プランはウィンターパスにあります。

まとめ

  • ウィンターパス2027は、ゲレンデ方面への往復高速代が定額になるETC限定のドラ割。10月29日発売
  • 利用期間は2026年12月4日〜2027年4月22日の連続最大3日間。年末年始と3連休は対象外
  • 首都圏→那須・塩原は普通車6,100円、→菅平・軽井沢は6,600円、→白馬・志賀・妙高と猪苗代・磐梯は8,700円
  • 公式のお得額は平日昼間の通常料金との比較。土日は休日割引で差が縮むので、日時を入れて料金検索で比べる
  • 平日のみの利用なら販売価格の15%分のETCマイレージポイントが追加される
  • エリア外のICで乗り降りすると別料金がかかることがある。復路の走行で商品は終了

平日に休みを取ってスキーや温泉に行くなら、ウィンターパスはかなり使える割引です。週末に使うなら、申し込む前に一度だけ料金検索で比べる。それだけで「申し込んだのに損をした」は防げます。

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