MENU

高速道路で出口を間違えたら?特別転回で料金を払わずに戻る方法

高速道路の料金所

「高速道路とは思わずに、間違えて入ってしまった」
「降りるはずのインターチェンジを通り過ぎた」

高速道路はUターンができないので、こうなると焦ります。ただ、焦って急停車したりバックしたりするのが一番危険です。

こんなときのために「特別転回」という制度があります。間違えて走ってしまった分の料金を払わずに、元のルートへ戻れる仕組みです。

知らないまま料金を払って諦めている方も多いのですが、それ以上に問題なのは、この制度を知らないせいで危険な行動に出てしまうことです。この記事では、特別転回の使い方と、絶対にやってはいけない行動を整理します。

高速道路の出口
目次

特別転回とは|間違えても料金を払わずに戻れる

特別転回は、高速道路の入口や出口を間違えたときに、係員の指示に従って元の場所まで戻れる制度です。このとき、間違えて走った区間の通行料金は発生しません

知らずにそのまま料金所を出てしまうと、当然ながら通常どおり料金がかかります。手続き自体は難しくないので、覚えておくと損をしません。

使えるのはこの3つのケース

ケースどうする
入口を間違えた入口料金所で、入るつもりがなかった旨を伝える
出口を通り過ぎた次のインターの出口で、通り過ぎた旨を伝える
通行止めに遭った出発したインターまで戻りたい旨を伝える

入口を間違えて入ってしまった場合

入口料金所で、係員のいるレーン、または通行券発券機のインターホンで「間違えて入ってしまった」と伝えてください。そのまま指示に従えば戻れます。

降りる出口を通り過ぎた場合

次のインターチェンジの出口へ向かい、一般レーン(ETC専用ではないレーン)で係員に事情を伝えます。指示に従えば、降りたインターから再度高速に乗り直すことができ、行き過ぎた区間の料金はかかりません

ETC利用時の注意
ETCでもこの制度は使えますが、ETCカードを抜いて一般レーンに入る必要があります。ETCレーンをそのまま通過してしまうと通常の課金処理になるので、出口が近づいたら早めに一般レーンへ寄っておいてください。

高速道路の料金所

通行止めで引き返したい場合

事故や悪天候で「この先通行止め」となり先に進めない場合も、出発したインターチェンジまで無料で戻れます

通行止めで手前のインターから強制的に降ろされる場合も同様です。一般レーンで「戻りたい」と伝えれば、来た道を使って出発地点まで戻れます。

使えない道路もある|首都高・阪神高速

特別転回はすべての高速道路で使えるわけではありません

とくに首都高速や阪神高速のような均一料金・都市高速では、原則として同じ扱いにはなりません。インターチェンジの構造によっても対応が変わるため、事前に各道路会社の案内を確認しておくと確実です。

絶対にやってはいけないこと|バック・Uターン・逆走

高速道路の逆走

出口を通り過ぎたことに気づいた瞬間、とっさにバックする・Uターンするという行動に出てしまう人が実際にいます。これは重大事故に直結します。

本線車道での転回・後退・横断は、法律ではっきり禁止されています。

違反違反点数反則金(普通車)
本線車道横断等禁止違反
(転回・後退・横断)
2点9,000円
通行区分違反
(逆走)
2点9,000円(大型12,000円)

ただ、点数や反則金以前の問題です。時速80〜100kmで流れている車列に、逆向きや停止した車が現れる——避けられるはずがありません。

逆走が発生している場所は、約6割がインターチェンジやジャンクションとされています。つまり「間違えた」と気づいた直後の判断ミスが、逆走の主な原因になっているということです。

特別転回という逃げ道を知っているかどうかが、この判断ミスを防ぎます。「間違えても、そのまま進んで係員に言えばいい」と知っていれば、無理な行動を取る理由がなくなるからです。

結局は「知っているか」で落ち着けるかが決まる

高速道路で焦る場面は、たいてい「どうしていいかわからない」ときに起こります

降りる出口を通り過ぎた瞬間、頭の中では「余計な料金がかかる」「遠回りになる」といった損得が先に立ちます。その焦りが、バックやUターンという最悪の選択につながる。逆に、特別転回を知っていれば「次で降りて事情を話せばいい」で終わる話です。

私は初めて走る道ではナビを使いますが、それでも分岐を間違えることはあります。とくにジャンクションで案内が複数重なっている場所は、一瞬の判断で車線を誤ります。そういうときに「間違えても戻れる」と知っているだけで、無理な車線変更をせずに済みます。

間違えた直後に慌てないためには、そもそも周囲が見えている状態で走っていることも大事です。この考え方は「高速道路を安全に走るために意識している8つのこと」にまとめています。

まとめ

  • 特別転回を使えば、入口・出口を間違えても料金を払わずに戻れる
  • 使えるのは入口間違い・出口の通り過ぎ・通行止めの3ケース
  • 手続きは一般レーンで係員に伝えるだけ。ETCならカードを抜いて一般レーンへ
  • 首都高・阪神高速など都市高速では扱いが異なるので事前確認を
  • バック・Uターン・逆走はいずれも違反点数2点・反則金9,000円。それ以前に命に関わる
  • 逆走の約6割はIC・JCT付近で発生。制度を知っていることが最大の予防になる

※取り扱いは道路会社やインターチェンジの構造によって異なる場合があります。実際の対応は現地の係員の指示に従ってください。

バックやUターンによる逆走は、起きてしまえば自分の過失がほぼ100%の重大事故になります。過失が大きい事故ほど、対人・対物の補償額がそのまま自己負担の分かれ目になります。無制限になっているかどうかは自動車保険の見直し完全ガイドで確認できます。

あわせて読みたい

面白かった!役に立った!と思ったら 
シェアお願いします!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

仕事でもプライベートでも「安全運転」を意識しながら車とバイクに乗っています。ゴールド免許を4回連続更新中、自動車保険は無事故で20等級を維持。JAF公認モータースポーツにも参戦し、ジムカーナ・ダートトライアル・ラリー(Bライセンス)や富士スピードウェイでの富士チャンピオンレース(Aライセンス)を経験、富士スピードウェイ・袖ヶ浦フォレストレースウェイの走行ライセンスも保有しています。「スポーツ走行と安全運転」は矛盾しないというのが持論です。

コメント

コメントする

目次