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JAFのレッカー代はいくら?会員20km無料・非会員27,700円〜

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車が自走できなくなったとき、最後に頼るのがレッカーです。ただ「JAFを呼んだらいくらかかるのか」は、会員か非会員か、距離が何kmかで金額がまったく変わります。

先に結論を書きます。JAF会員なら20kmまで無料、超過は1kmごと830円。非会員は昼間の一般道でも27,700円〜に、けん引料830円/kmが別途かかります(いずれも税込・2024年4月1日改定の料金)。

なお、ネット上には「JAFの無料けん引は15kmまで」と書いている記事がまだ多く残っています。15kmは2024年3月までの数字で、現在は20kmです。古い情報のまま距離を計算すると判断を誤るので注意してください。

この記事では、JAFのレッカー代を会員・非会員それぞれで具体的な金額に落とし込み、20kmという距離が現実にどれくらいなのか、そして旧車や趣味車に乗っている人がどう備えるべきかまでまとめます。

目次

レッカーが必要になったらまずやること

金額の前に、安全確保が最優先です。特に高速道路上での停止は命に関わります。

  1. ハザードを点け、可能なら路肩や退避スペースまで車を移動する
  2. 停止表示板(三角表示板)を後方に置く/高速道路では必須
  3. 同乗者と一緒にガードレールの外へ避難する。車内で待たない
  4. そのうえで、加入している自動車保険かJAFに連絡する

高速道路上で車内に留まったまま後続車に追突される事故は毎年起きています。車の心配より先に、人を安全な場所へ動かしてください。

JAF会員のレッカー代|20kmまで無料

JAF会員の場合、故障車のけん引は20kmまで無料です。回数制限はなく、年に何回使っても無料の範囲は変わりません。

20kmを超えたらいくら?

20kmを超えた分は、1kmごとに830円(税込)です。実際の金額はこうなります。

けん引距離超過分会員の負担額
20km0km0円
30km10km8,300円
50km30km24,900円
100km80km66,400円
※超過1kmあたり830円(税込)で計算した概算

100km運ぶと会員でも6万円を超えます。「JAFに入っているからレッカーは無料」と思い込んでいると、遠出先で想定外の請求になります。

どこまで運んでもらえる?

無料の20kmは「好きな場所まで20km」ではなく、原則として現場から最寄りの修理工場までという考え方です。行きつけの工場や自宅まで運びたい場合、そこまでの距離が20kmを超えれば超過分は自己負担になります。

旧車や趣味車に乗っていると「どこでも直せるわけではないから、いつもの工場まで運びたい」という場面が出てきます。この「行き先を選びたい」という事情が、20kmという枠と一番ぶつかります。

JAF非会員だとレッカーでいくらかかる?

非会員でもJAFを呼ぶことはできますが、金額はまったく別物になります。JAF公式が公開している例では、昼間・一般道での故障車けん引が27,700円〜。しかもこれにけん引料830円/kmが別途かかります。

けん引距離JAF会員JAF非会員(概算)
10km0円約36,000円
20km0円約44,300円
30km8,300円約52,600円
50km24,900円約69,200円
※非会員は基本額27,700円+けん引料830円/kmで試算した概算。昼間・一般道の場合

20km運んでもらうだけで、会員は0円、非会員は4万円台。この1回の差額だけで、JAFの年会費10年分を超えます。

高速道路・夜間はさらに上がる

上の金額は昼間の一般道が前提です。夜間(20時〜8時)や高速道路上では料金が上がります。参考に、JAF公式が示している他のトラブルの非会員料金を並べます。

トラブル条件非会員料金
バッテリー上がり昼間・一般道21,700円
パンク(スペア交換)夜間・一般道25,630円
キー閉じこみ夜間・一般道25,630円
燃料切れ昼間・高速(PA/SA以外)32,610円
故障車けん引昼間・一般道27,700円〜+830円/km
※JAF公式「ロードサービスの料金を調べる」より。税込・2024年4月1日改定

けん引は、数あるトラブルの中でももっとも高額になりやすい項目です。他のトラブルは2万円台で収まることが多いのに対し、けん引だけは距離に比例して青天井に伸びていきます。

非会員がロードサービスを依頼する場合、作業終了時に現場で現金またはクレジットカードでの支払いが必要です。支払いの約束ができないと救援要請自体を受けてもらえません。

年会費4,000円と比べてどうか

JAFの年会費は4,000円です。非会員でレッカーを1回呼べば、それだけで10年分以上の年会費に相当します。レッカーは頻繁に起きるトラブルではありませんが、起きたときの金額が大きいぶん、保険的な意味合いが強いサービスです。

入会金2,000円は支払い方法を選べば無料にできます。詳しくはJAF入会金を無料にする方法|5年一括・キャンペーン・家族会員の使い分けにまとめました。年会費の元を取る考え方はJAF年会費4,000円の元を取るにはもあわせてどうぞ。

保険のロードサービスとどちらを使うべきか

自動車保険にもロードサービスが付いています。レッカーに関して言えば、距離だけを見れば保険のほうが有利なことが多いのが実情です。保険会社によっては100km以上、JAF提携の会社なら120kmまで対応するところもあります。

一方で、保険のロードサービスには次の弱点があります。

  • 契約した車にしか付かない。友人の車・レンタカー・バイクでは使えない
  • 利用回数に年1〜2回の制限があることが多い
  • 車検切れの車は対象外になる

JAFは逆に「」に付くサービスなので、会員証1枚あれば他人の車でもレンタカーでもバイクでも使えて、回数制限もありません。距離では保険、適用範囲ではJAF、という住み分けです。

どちらを選ぶかの判断はロードサービスはJAFと保険付帯どっちがいい?違いと選び方を正直に解説で、保険会社ごとのレッカー距離の比較は自動車保険のロードサービス比較|JAFと主要7社を公式情報で徹底比較で詳しく扱っています。

JAFの20kmと保険の距離は合算できる?

よくある疑問ですが、1回のけん引でJAFの20kmと保険の距離を足す、という使い方は基本的にできません。どちらのサービスを使うかを決めて要請することになります。

ただし、JAFと提携している保険会社に加入していれば、JAF会員の無料範囲そのものが広がる仕組みがあります。実質的に「合算に近い効果」を得たいなら、この提携を利用するのが現実的です。詳しくはJAF提携の自動車保険なら優遇サービスが拡大される?中身と使い方にまとめました。

20kmは現実的にどれくらいの距離か

数字だけ見ると20kmは長そうに感じますが、実際に使う場面を想像すると印象が変わります。

通勤や買い物の範囲で止まったなら、20kmあれば自宅か行きつけの工場まで十分届きます。街乗り中心の使い方なら、JAFの20kmで足ります。

問題は遠出したときです。峠やサーキット、ツーリング先で止まった場合、20kmでは最寄りの修理工場にすら届かないことがあります。山間部だと20km圏内に工場が1軒もない、ということも珍しくありません。

自宅から100km以上離れた場所でトラブルが起きたときの現実的な備えについては、峠・サーキット遠征で車が壊れたら|JAFのレッカー20km問題と現実的な対策で詳しく書いています。

旧車・趣味車はレッカーを使う前提で考える

私はNB8Cロードスターに乗っていますが、旧車や趣味車はそもそもレッカーの世話になる確率が違います。年式の古い車は、電装系や冷却系が予告なく止まります。「自走できなくなる」が現実的な選択肢として常にある。

そのうえで、旧車には距離以外の事情が2つあります。

ひとつは運び先が限られること。近所のディーラーに運んでもらっても直せません。パーツや作業のノウハウを持った工場まで運ぶ必要があり、その工場が20km圏内にあるとは限らない。「最寄りの工場まで無料」というルールが、旧車オーナーにはあまり意味を持たないことがあります。

もうひとつは車検切れの落とし穴です。長期保管していた車を動かそうとして車検が切れていた場合、保険のロードサービスは対象外になります。この点はJAFのほうが融通が利きます。詳しくは旧車・趣味車にJAFは必要か|NB8Cロードスターを持つ立場からの結論にまとめました。

趣味で古い車に乗るなら、レッカー代は「もしも」ではなく維持費の一部として見積もっておいたほうが精神衛生上いいです。

よくある質問

JAFの無料けん引は何kmまで?

会員は20kmまで無料です。2024年4月1日の改定で15kmから20kmに拡大されました。20kmを超えた分は1kmごとに830円(税込)かかります。

レッカーに同乗できる?

レッカー車の助手席に乗せてもらえるのが一般的ですが、人数には限りがあります。同乗者が多い場合は全員は乗れないため、公共交通機関やタクシーでの移動が必要になることがあります。人数が多いときは要請の電話で先に伝えておくとスムーズです。

車検切れの車もレッカーしてもらえる?

JAFは車検切れでも対応してもらえます。一方、自動車保険付帯のロードサービスは車検切れを対象外としていることが多く、ここは実際に差が出るポイントです。長期保管していた車を動かすときは注意してください。

バイクもレッカーしてもらえる?

JAFは原付から大型二輪まで対応しています。無料けん引20kmという枠は車と同じです。なお、ファミリーバイク特約にはロードサービスが付かないため、バイクのレッカーを考えるならJAFの価値は高くなります。詳しくはバイクでもJAFは使える?二輪ロードサービスの内容と実際の限界をどうぞ。

呼んだあとキャンセルしたら料金はかかる?

到着前に自力で復旧してキャンセルする場合、会員なら基本的に費用はかかりません。ただし到着後に作業が始まっていれば料金が発生します。復旧できそうなら、サービスカーが到着する前に連絡を入れてください。

まとめ|レッカーは「距離」で費用が決まる

  • JAF会員は20kmまで無料、超過は1kmごと830円(2024年4月改定。15kmは古い情報)
  • 非会員は昼間の一般道でも27,700円〜+830円/km。20kmで4万円台になる
  • 非会員で1回呼ぶ差額だけで、年会費4,000円の10年分を超える
  • 距離なら保険のロードサービス、適用範囲ならJAF。1回のけん引で両方の距離を合算はできない
  • 街乗り中心なら20kmで足りる。遠出や旧車なら足りない前提で備える

レッカーは、他のトラブルと違って距離しだいで金額が青天井に伸びるのが特徴です。バッテリーやパンクなら非会員でも2万円台で収まりますが、けん引だけは桁が変わります。起きてから払うのではなく、事前に備えておくほうが確実に安く済みます。

あわせて、今の自動車保険のロードサービスがレッカー何kmまで対応しているかも確認しておくと安心です。更新のタイミングで見直すなら自動車保険の見直し完全ガイドを参考にしてください。

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この記事を書いた人

仕事でもプライベートでも「安全運転」を意識しながら車とバイクに乗っています。ゴールド免許を4回連続更新中、自動車保険は無事故で20等級を維持。JAF公認モータースポーツにも参戦し、ジムカーナ・ダートトライアル・ラリー(Bライセンス)や富士スピードウェイでの富士チャンピオンレース(Aライセンス)を経験、富士スピードウェイ・袖ヶ浦フォレストレースウェイの走行ライセンスも保有しています。「スポーツ走行と安全運転」は矛盾しないというのが持論です。

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