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旧車・趣味車にJAFは必要か|NB8Cロードスターを持つ立場からの結論

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旧車や趣味車に乗っている人は、新車に乗っている人より圧倒的にトラブルに遭いやすいです。バッテリー上がり、オーバーヒート、電装系の不調、突然のエンジン停止——どれも珍しくありません。

私自身、NB8Cロードスター(1998年式)に乗っています。20年以上前の車を維持していると、「次にどこが壊れるか」は予測できません。だからこそ、壊れたときにどう対処するかを事前に決めておく必要があります。

この記事では、旧車・趣味車オーナーにとってJAFが必要かどうかを、自分の経験をもとに整理します。

目次

旧車・趣味車はなぜJAFのお世話になりやすいか

旧車のトラブル頻度が高い理由は単純です。すべてのパーツが経年劣化しているからです。

  • バッテリー:旧車はバッテリー自体の劣化に加え、充電系統(オルタネーター)も弱っている可能性がある。週末しか乗らない場合は放電も重なる
  • 冷却系:ラジエーター、サーモスタット、ウォーターポンプの経年劣化でオーバーヒートのリスクが上がる
  • 電装系:ハーネスの劣化、リレーの接触不良、ヒューズ切れなど。突然エンジンがかからなくなることがある
  • ゴム・樹脂部品:ホース類、ベルト類、ブッシュ類が硬化・ひび割れして、走行中に破損することがある
  • 燃料系:長期間乗らないとガソリンが劣化し、燃料ポンプやインジェクターに不具合が出ることがある

新車なら「バッテリー上がりくらいしか起きない」と言えますが、旧車は何が壊れてもおかしくないのが現実です。JAFの出動理由の約40%はバッテリー上がりですが、旧車の場合はそれ以外のトラブルで呼ぶ可能性も高くなります。

旧車オーナーにとってのJAFのメリット

  • 利用回数に制限がない:年に何回トラブルが起きても追加料金なし。保険のロードサービスは年1〜2回の制限があるため、旧車では簡単に使い切ってしまう
  • 「人」にかかるサービス:旧車のほかに普段使いの車やバイクを持っていても、会員証1枚ですべてカバーできる
  • レッカー搬送15kmまで無料:自走不能時に最寄りの修理工場まで搬送してもらえる
  • JAF提携の保険に加入していれば優遇あり:レッカー距離の拡大など、JAF会員ならではの特典が受けられる場合がある

特に重要なのは回数無制限です。旧車は「年に1回だけトラブルが起きる」とは限りません。

春先にバッテリーが上がり、夏にオーバーヒートし、冬にまたバッテリーが上がる——こんなことは珍しくありません。保険のロードサービスではガス欠・バッテリー関連など2回目以降は自費の場合もありますが、JAFなら何回でも無料です。

損保との違い

旧車ならではの注意点:車検切れはJAF対象外

  • 車検切れの車両は、原則としてJAFのロードサービス対象外
  • ガレージに保管している旧車を「ちょっと動かそう」と公道に出してトラブルが起きた場合、車検が切れていればJAFは来てくれない
  • 自賠責保険の有効期限内かつ交通の妨げになっている場合に限り、例外的に対応されることはあるが、あくまで例外
  • 車検切れの車を動かすこと自体が道路運送車両法違反(6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金)

旧車を長期保管している人は、車検を切らしたまま「ちょっとだけ」公道を走らせてしまうことがあるかもしれません。JAFを当てにしてそれをやると、トラブル時に助けてもらえない可能性があります。

車検が切れている車を整備工場に持ち込む場合は、仮ナンバー(臨時運行許可)を取得するか、積載車で搬送するのが正しい方法です。

保険のロードサービスだけでは旧車に足りない理由

「保険にロードサービスが付いているからJAFはいらない」という考えは、新車オーナーなら通用しますが、旧車オーナーには危険です。

  1. 年間利用回数の制限:旧車のトラブル頻度は年1回では済まないことがある。保険のロードサービスは1〜2回使うと終了
  2. 契約車両にしか使えない:旧車のほかに普段使いの車を持っている場合、保険のロードサービスは旧車の保険に付帯しているものしか旧車には使えない
  3. バイクにも乗っている場合:旧車乗りはバイクも持っていることが多い。ファミリーバイク特約ではロードサービスがバイクに適用されない

JAFなら回数無制限・車もバイクも対応・車両登録不要。旧車+普段使いの車+バイクという「趣味車乗りあるある」の構成に対して、もっとも効率的にロードサービスを確保できます。

JAF+保険の「2重体制」が旧車には合う

旧車の場合、JAFと保険のロードサービスを併用する「2重体制」がもっとも現実的です。

  • 日常のトラブル(バッテリー上がり、軽微な故障)→ JAFを使う(回数無制限なので気軽に呼べる)
  • 遠出先での自走不能(レッカーが必要な距離)→ 保険のロードサービスを使う(搬送距離が長い保険を選んでおく)
  • バイクのトラブル→ JAFを使う(ファミリーバイク特約では保険のロードサービスが使えないため)

JAFの弱点であるレッカー15kmの制限を、保険の搬送距離でカバーし、保険の弱点である回数制限と車両限定を、JAFでカバーする。この組み合わせが旧車には最も合理的です。

私のケース|NB8Cロードスターの維持とJAF

NB8Cロードスター(1998年式)を維持しています。走行距離は10万kmを超え、購入してからも何度か電装系の不調やバッテリー上がりを経験しました。

  • 平日はほとんど動かさない週末車。バッテリーが上がりやすい条件の典型
  • 20年以上前の車なので、電装系・冷却系・ゴム部品の劣化は常にある
  • Z125PRO(バイク)も持っているので、JAF1つで両方カバーできるのが合理的
  • サーキット走行会に行くこともあるので、遠出先でのトラブルには保険側のロードサービスを想定(ただしサーキット内での事故やトラブルは保険のロードサービスは使えない可能性が高い)

旧車を持っていて「JAFはいらない」とは正直思えません。新しい車1台だけなら不要かもしれませんが、旧車は「いつ壊れてもおかしくない」前提で乗るものです。そのリスクに対して年会費4,000円は安い保険だと考えています。

逆に、旧車を持っているのにロードサービスの備えがゼロという状態は危険です。出先で自走不能になったとき、レッカー代は非会員価格で数万円。夜間や高速道路ならさらに割増になります。

まとめ:旧車に乗るなら、JAFは「維持費の一部」として考える

  • 旧車はバッテリー・冷却系・電装系のトラブルが多く、JAFを呼ぶ頻度が高い
  • 保険のロードサービスは年1〜2回の制限があり、旧車では簡単に使い切る
  • JAFは回数無制限。車もバイクも会員証1枚でカバー
  • 車検切れ車両は原則対象外。ガレージ保管中の旧車を動かすときは注意
  • JAF+保険の2重体制が旧車にはもっとも合理的

旧車の維持費はオイル・タイヤ・車検・修理だけではありません。「壊れたときにどうするか」の備えも維持費の一部です。JAFの年会費4,000円は、旧車オーナーにとって合理的な投資だと思います。

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この記事を書いた人

仕事でもプライベートでも「安全運転」を意識しながら車とバイクに乗っています。ゴールド免許を4回連続更新中、自動車保険は無事故で20等級を維持。JAF公認モータースポーツにも参戦し、ジムカーナ・ダートトライアル・ラリー(Bライセンス)や富士スピードウェイでの富士チャンピオンレース(Aライセンス)を経験、富士スピードウェイ・袖ヶ浦フォレストレースウェイの走行ライセンスも保有しています。「スポーツ走行と安全運転」は矛盾しないというのが持論です。

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